ある冬の日没

いくら見ても見果てぬ暗闇
ここからどこへも
つづいていかない

この空虚な穴を
吹き抜けていく夜風
うめられないなら
ぜんぶ削って
なにも残さないで

街にあふれかえった
ネオンサインの闇の中
帰る場所はあっても
行く場所がなくて私

どうして今
それでも何かを叫びたい
生きることも死ぬことも
同じように諦めたのに

真っ白にはもどれなくて
真っ黒にもなれない不様が
どうしてまだ
こんなにも君を覚えている