ひみつ

とうに癒えたはずの傷は
まだ癒えてはいなくて
気付いてしまえばまた
じくじくと痛み出す

隠せば隠すほどに
傷はひどくなるばかりで
でも誰もふれてくれない
私の秘密のことなんて

一生このままかもしれない
そう思う一方で
私の一生なんて
明日で終わるかもしれないと
そう思うことで息はできた

何度も問いかけてしまう
いつ癒えるの
いつ死ねるの
いつ殺してくれるの

ずっと待ち続けている
この痛み
いのち
あるいはこころが
消えるとき
終わるときを