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地面に足をくいで打ちつけて
誰の意図も無視したかった
地球の回転に僕だけついていけなくて
いつもくいは流れていくけど
僕の血も同じように流れていくから
何も僕の味方ではなかった

壊れた足
ちぎれた足
神さまのつくった足
壊した僕

神さまが許せばすぐにでも止まる
うちつけた足の穴はどうやったってもうふさがらないよ
何かを一生失いつづけること
知れば知るほど
現実も死も遠くなっていくみたい

穴も血も非現実的すぎるから
槌だけが生々しくて
夜になるといつも怯えた
他人のふりしてたぬき寝入りして
足が痛くてもうずっと寝れなかったから
もうきっと歩けなかったよ

僕にわかることはこの手がある限り
何度でもいじめるってことだ
ガンガンと打ちつけて
頭もガンガンと痛くて
そんな僕をどうか無理に動かそうとしないで
その時僕は足以外の
地面以外のものに許しを乞うてしまう

僕の腕を持っていってください
こんな僕をどうか許して

神さま
あなたのくれたものをこんなにも壊して
まだたりないと言うならもう
死なせてください

できないなんて言わないで
あなたにさえ不可能があるのなら
僕の不可能は僕を埋め尽くしてしまう