ワールド

一歩踏み出せば
何かが割れる音がする
何かが壊れる音がする

このままおぼつかない足取りで
ずっと歩きつづけていたら
いつか海に落ちておぼれてしまうかも
波にのまれてどこかへ流されてしまうかも
無意識にそんなこと考えるから
現実が夢の領域に入り込んでいくように
私の境界がぼやけていく

汚いもの吐き出して現実に戻れるなら
君を本当に抱きしめられたかも
でも私だけがここにいるなら
誰もまきこんじゃいけないと思ったんだ

近寄らずに手だけのばすこと覚えてからは
何も叶うことはなかったよ
そのずるさ捨てることできたなら
君と永遠を泳げたのかも
(きれいすぎるものはきっと色がないから)

心を半分夢にくわれて
心を半分現実に奪われて
どちらでも十分に生きることはできない
なのに完璧な願望が私の中にあって
私の居場所を知らせてくれる
絶対的な力で呼ぶ声を
私がどうして無視できるの

ここまで声が届くなら
私はきっと世界を求め
引力にせかされるように走り出す
中途半端な柵を飛び越え
きれいすぎるもの踏みつけて
泣き出すスピードと景色が重なるとき、
そのとき、
私の中で
夢のような現実に変わる

夢が、現実が