世界の果てという世界の片隅で

男の子が笑っている
女の子が泣いている
世界の果てという世界の片隅で
男の子は紙飛行機を飛ばしていた
女の子は一通の遺書を書いていた

太陽は昇っていた
月は沈んでいた
誰かが歌うように呟いていたのは
星は昼も光っていて
目に見えなくてもあるということ

どれだけ歩いても
どれだけ走っても
あるのは世界の片隅だけで
世界の果てなどどこにもない

ここからでは見えない星があること
ここからしか見えない星があること
その星の下で生まれてそして
その星の下で死ぬということ

(世界の果てという世界の片隅で)
(いつも誰かが空を見上げている)