呼吸なくしても

光を反射する
視界一面の海
空と同化する夢を見ながら
ゆらゆらと揺れている

すくうたびに指の間をすりぬけては
君はどうしてほほえむのかな

完全に白くなりきれない色で
また会えると君は平気で嘘をつく
一生会えないと言われても
私は君の前で泣いたりはしないのに

さりげない優しさなんていらない
崇拝するぐらいなら汚してよ
泥にまみれた海の中でも
君と一緒なら構わない

落とした針だって探そう
子供になってもぐりこんで
戻れないぐらい
もっと奥まで行ってしまおう

このまま進めば
時間からもきっと見放される

だから泳ごう

これでやっと
息は止まるよ