夏の終わり

夏の終わりの汗ばむ肌に
よりそってくる夜の空気

私の代わりに泣いているような
虫の音が止んでしまう時は
私の心臓も止まる
そんな気がしている

いつ終わってもいいのよ
まっさらの孤独
それだけはもっているから
いつ泣き止んでもいいの

けれどその瞬間をとらえられずに
ひとり途方にくれてしまって
いつまでも鳴りつづける虫の音に
声を殺して泣きました