孤独について

ゆるやかな水音をきいたのは
あなたの腕の中だった
あなたはまばたきひとつせずに
何かにじっとたえている

あなたを苦しめるものから
救い出すことはできなくても
水音の元をさぐる
私の手が今あなたに触れた

あなたはひとつまばたきをする
まぶたが水をはじく音
私の頬ではじける音

あたたかくもあり
つめたくもあり
とめどなくとめどない
その孤独というもの

あなたはいつくしむように
私に雨をきかせてくる
なりやまない音楽のような哀しみだって
そう言いながらあなたは
笑って私をせつなくさせる