死に顔

それは真っ白でした
雪と同じ意味で真っ白でした
けれど雪と別の意味で冷たかったのでした
私の体温で溶けてしまうのかと思うぐらいに

それでもよかった
君の身体を燃やすぐらいなら
それもよかった
君のそんな安らかな顔を燃やして灰にするなんて
それで終わるなんて思ってやいなかった
燃やされてひとりこの中
その顔のまんまで
熱くたって熱いとも言えないまま
君の嫌いな花を道連れにして
その灰が自分のものと混じっても
嫌とも言えないまま骨を折られて
それで終わるなんて
私は信じない

燃えるまでの温度を望んではいなかった
君の顔に暖かな何かが宿ればいいと思っていた

その君の白い顔
ここで抱えて生き続けるから
いつかもう一度会える時
そのままの顔で
温もりをもったひとつのかたちになっていてよ

こんなになっても抱きしめたい
叶わなかった夢もいつか叶うと
君が教えてくれたあの日
同じ温度で雪が降ってたみたいに
今私から降る温度を
君は感じてくれていると信じている