かなしみと
かなしみの間にすきまはなくて
どんな種類のかなしみであっても
それはひとつの海になる

その海が
身体中に満ちたらおぼれてしまうから
だから君は泣く
くりかえし とめどなく

海で生まれたから
君の涙はしょっぱくて
君の波がここまで届いてくるから
私もすこし泣きたくなる

胸の深いところに
君と同じ海があって
君と同じ潮騒を聞いている
この音 いのちの音
どうしようもないくらいあおくて
かなしくて