生存

明かりのない場所へと
向かって歩いていく
そのうち色が一色になる
わたしも同じ色になる

光が届かないから
矛盾するものはない
目を開いても閉じても
変わらない色だ

開くか閉じるかだけで
裏切るように色を変える
明るい昼間よりも
明らかな闇

すべての境界が消えて
誰かの輪郭も消えていった

自分のこころのひだを
まさぐるほかに術はなく
この感覚だけを現実として
すがるようにかき抱く

薄れてゆくわたしの
こぼれおちそうな生存
わたしははなさないで
わたしをはなさないで