長い夜

世界が嘘をついていたらどうしよう
君が隣で死んでいたらどうしよう

君と今日見た赤い星は
死んでしまっていたとしても
君だけはだめ
僕が目覚めているかぎり
つきぬけるように見抜いて
あばれるように笑っていて

その頬の色が
雪の白さではいやだから
星の白さが君の色だから
あのシリウスのように瞬いて

寝ているふりして実は起きているとか
そんないとしいことではなくて
もうまぶたが開かなかったら
君が隣で死んでいたらどうしよう

君は僕の体温
君は僕の夜明け
闇の中君は 君だけは
輝かなくてはだめなんだよ
熱くなくてはだめなんだよ