麻痺

つよくにぎりしめていた手は
感覚を失ってしまって
あんなにふれたいと願っていた
君の手さえ満足に感じられない

つよくつよくつかんで
君の爪が手のひらにくいこんでも
痛みはなくて
なのに痛くて
どうしてと
呟く声が震えてしまう

ごみのような世界でも
君のぬくもりがそこにあるのなら
僕は望んで生まれた

温度も伝わらないのに
僕の手がまだ
ぬくもりはそれだけじゃないって
ばかだよ
こんなになっても
君の手を離さない