Groundscape

ただ一粒の砂を
砕いても砕いても
なくならない元素
それはかつてのあなただった

わたしのひとかけらは
海を行く魚から
浮かんでくる泡
あなたのひとかけらは
空を行く雲から
降り落ちる雨

わたしが朝飲み干した水
今吸い込んだ酸素
わたしを形作るものからする
さまざまなだれかの気配

わたしが死んだら
あなたが死んだら
いつかばらばらに分散して
ちがうなにかを形作るの

願わくば、と祈りをこめて

風吹けばさんざめく
数知れない
数えられない
わたしたちはかけら

このまるいキャンバスの上で
一枚の絵を描いている